ピクセルコンポーネントのアンパック

ピクセルデータ処理は、10ビット、12ビット、および14ビットピクセルコンポーネントデータを16ビットピクセルデータにアンパックすることができます。
アンパック処理は、GenApi機能の UnpackingMode によって設定できます。次の3つのオプションがあります。
● | Lsb:LSBへのアンパック(リリース4.3以降の初期設定) |
● | Msb:MSBへのアンパック |
● | Off:アンパックなし |

ピクセルコンポーネントデータの有効ビットが、データコンテナーの 最下位ビット から揃えられます。必要に応じて、最上位ビットが次の8ビット境界に達するように「0」ビットが埋め込まれます。
● | 10ビットピクセル: 0000 00<pp pppp pppp> |
● | 12ビットピクセル: 0000 <pppp pppp pppp> |
● | 14ビットピクセル: 00<pp pppp pppp pppp> |
LSBへのアンパックでは、ピクセルコンポーネントの値が変更されることはありません。

ピクセルコンポーネントデータの有効ビットが、データコンテナーの 最上位ビット から揃えられます。必要に応じて、最下位ビットが次の8ビット境界に達するように「0」ビットが埋め込まれます。
● | 10ビットピクセル: <pppp pppp pp>00 0000 |
● | 12ビットピクセル: <pppp pppp pppp> 0000 |
● | 14ビットピクセル: <pppp pppp pppp pp>00 |
10ビット、12ビット、および14ビットのピクセルコンポーネントをmsbにアンパックすると、ピクセルコンポーネントの値にそれぞれ64、16および4が乗算されます。
□ | データコンテナのサイズは変更されていません。8ビットピクセルコンポーネントの場合は1バイト。16ビットピクセルコンポーネントの場合は2バイト。 |
□ | データビットは変更されません。 |
10ビット、12ビット、および14ビットのピクセルコンポーネントを解凍すると、データ量がそれぞれ160%、133%、および114%増加します。

CoaXPressリンクを介してカメラから送信され、パックされた画像データはそのまま出力バッファに送られます。
このオプションは、モノクロおよびバイエルCFAピクセルを配信するカメラ用のエリアスキャンファームウェアバリアントでのみ使用可能です。
関連トピック ‐ GenApiリファレンス(データストリームモジュール)