シミュレーションテストベンチ

CustomLogicには、すべてのCustomLogicインターフェースを刺激できるシミュレーションテストベンチが付属しています。また、データストリーム、メタデータ、およびMementoイベントインターフェースからバックエンド側でデータをキャプチャします。結果(キャプチャされたデータ)は、<variant short-name>/07_vivado_project/CustomLogic.sim/sim_1/behave/xsimフォルダ内の「.dat」拡張子を持つファイルに保存されます。

テストベンチは、スクリプト「create_vivado_project.tcl」で作成されたVivadoプロジェクトに統合されています。シミュレーションを開始するには、コマンド「‘launch_simulation」をVivadoのTclコンソールに入力します。

ファイル「SimulationCtrl_tb.vhd」により、ユーザーはテストベンチを制御できます。このファイルには「Simulation」と呼ばれるプロセスが含まれており、次の例のように一連のコマンドを介してテストベンチの一連のアクションを作成できます。

Simulation : process
 Begin
 -- Enable Data Stream at channel 0
 EnableDataStream (clk,status,ctrl, 0); 
 	
	-- Request 5 frames (256x10 Mono8) at channel 0.  
	FrameRequest		(clk,status,ctrl, 0, 5, 256, 10, Mono8); 
	
	-- Disable Data Stream at channel 0
 DisableDataStream (clk,status,ctrl, 0);

 -- End simulation
 std.env.finish;
 end process;

使用可能なすべてのコマンドの説明は、<variant short-name>/04_ref_design/simフォルダにある「SimulationCtrl_tb.vhd」ファイルに記載されています。

「オンボードメモリインターフェース」に関して、テストベンチモデルのストレージサイズは2 MBに制限されています。